2020年10月28日

第3回「2020 不登校生のための進路相談会」を、開催しました。

10月25日、第3回「2020 不登校生のための進路相談会」を、開催しました。
年1回の磐田市での開催に、13組21名(子ども2人)の参加者があり、今回は、中学3年生の参加者は少なく、中学2、3年生の参加者が多く、事前に高校の情報がほしいと参加したようです。
今回も、浜名高校定時制の中村先生から、定時制のお話をしていただきました。

〇定時制ってどんなところ?

新居高校定時制の中村先生のお話

・働きながら学校に通っている生徒というイメージがあるが、正社員で働いている生徒はいない。不登校だった生徒1/3、外国人や発達障がいがあると思われる生徒が1/3ずつkらい。
・定時制は、4年制だが、3年で卒業することもできる。3年で卒業したい生徒は、学校で応援する。1年生のテストで、選抜する。
・定時制は、単位を落とすと留年がある。中央高校通信制で、単位を取ることができれば4年で卒業できることもある。5年生がいることがある。
・入試は、作文、面接。作文は、5つのテーマから選んでその場で書く。大平台高校、浜松工業は、5科目になる。面接は、1次は集団で、2次は個別。1日で終わる。
・定員は、1学年40名定員。卒業まで、一割くらいは中退している。進路がきまらずに卒業する生徒は、3割くらい。

今回の験談は、中3からフリースクールに通い、現在中央高校通信制2年生のY君。

Q、小学校からの不登校だった?原因は、いじめだった?
A.そう。今考えたとき、今の自分と比べるとやる気とかがなかった、勉強がいやだったからいかないという感じだったのかなと、今は思う。

Q.今振り返るとそうかもしれないけど、その頃は混乱状態だった?
A.そう、思う。

Q中学校は、私立の中高一貫の入ったけど、中2で行かなくなった、そのときは?
A.そのときの学年主任の先生が、あまり良くなかった。生徒間、先生間のいじめがすごくあった。
先生が辞めたり、自分もいじめにあっていて、行きたくなくなった。

Q地元の中学に行きたくなくて、私立に行ったけどいじめがあったということ?
A.そういう感じ。ほほ、一学期のみ行った。。

Qそのあと、家にいた感じ?
A.学校には行かなかったけど、趣味の鉄道を乗りに行くこともあったので、家からは出ていた。

Q.天竜病院に入院して、天竜特別支援学校にいったのは、何年生のとき?
A.中2の夏くらいから1月まで、退院して戻ってきた。天竜特別支援学校には、ほぼ1日.いった日もあった。先生が、すごく親身になって接してくれた。先生って、こんなに優しいのなら行けるかもと思った。

Q.退院すると在籍校に戻るわけだけど、在籍校には行けなかった?
A.中2の3月までは行けていた。そこまでは天竜病院から、こうしてほしいお願いされいたことがあったけど、中3にそれをなくされた感じになったので、苦痛になった。

Q.中3の夏ごろに、スリースクールにきて「高校どうしよう」となったとき、中高一貫の学校に戻る気はなく、大平台定時制か中央高校通信制か考えた?
A.天竜特別支援学校も考えたが、距離が遠くてやめた。最終的は、2つになった。
中央高校通信制だと、自分の時間がすごい取れる。いままで小中学校は趣味もあるし、学校に行かなくてはいけないと自分の時間がなくて、大平台だと同じだと考えた。
自分の趣味も学校も両立できるのは、中央高校に決めた。

Q.中央高校に入って、去年は単位も全部取れて、高卒認定試験で地理と国語総合を受けた。そんなに、勉強しなくても受かった?
A.そこまで本気でやったとは思っていない。過去問題集を少しやった感じ。再来週は、数学Ⅰと現代社会を受ける。(高卒認定試験で取れた単位は、中央高校通信制の単位となる)

Q.最近、バイトも始めた?
A.高齢者の施設で、週2回掃除や配膳をやっている。中央高校の勉強、趣味と全部、同じくらいのペースでやっている。

Q.最近は、バイクもやっている?
A.最初1年目は、中央高校にも行く気が起きなくて。「移動手段を兼ねて、原付免許でも取ろうかな?」と母に相談したら、「免許とっただけでは怖いから、125ccを取ってきなさい」と言われた。中央高校の勉強を頑張ったせいか、教習もフルタイム行けて面鏡が取れて自分に自信がでてきた。バイクに乗っていて、自分の他人も守らなければならない、自分に自信がなければ怖くて運転できない、そこで自信がついて、2年目に入ってバイクで学校に通いながら、フルタイムで学校に通っても苦でなくなった。

Q.公共交通機関が苦手な子がいて、自転車で遠くまで可洋子もいる。バイクに乗るようになって、行動範囲が一機に広がった?
A. 鉄道は好きだったけど、学校にいくために電車でいくのは・・と思っていた。バイクに乗りたいから、学校にいくという原動力になって、休むことが少なくなった。

Q. 将来の夢は?
Aいまのところ、大井川鉄道のSLの機関士になること。

Q 前向きになれたのは、どうして?
A.いままでの経験してきたことが、全部影響になっているとは思う。
フリースクールに通って人に関わったこと、天竜特別支援学校の先生に関わったこと、
中1にドイツに行って「世界ってこんなに広いんだ」と思って、「やりたいこと仕事にしないと長続きしない、やりたいことをやるために頑張ろう」という感じになった。

Q,バイクに乗り始めたころ、いじめた子に見せにいきたいと言っていたが、いじめた子に言いたいことはある? 
Aいじめの原因って相手にもあると思うけど、自分もゼロと思わない。自分もそこは謝って仲直りしたいと思う。

Q参加者の保護者と子どもに伝えたいことは?

A.ますは、子どもに。不登校で悩んでいるときに、無理に自分を外へ出すとか、学校に行くはやらなくていい。自分がやりたたい、あそこに行きたい、学校に行きたいとか、そういう気持ちがでてきたときにいくとると、すごい自分が変われるきっかけになると思う。
きっかけを作るのは自分だけだと自分だけだと大変なので、それは親に協力してもらうと未来が開けると思う。夢はあった方が、自分が頑張れる原動力になる。職業だけではなく、やりたいことでいい。
親には、自分は干渉されるのが嫌で「放っておいてくれ!」と感じが多かった。何かをやりたい、こうしたいとでできたときに、全力でサポートすることが、子どもにとって一番良いとことだと思う。


次回の相談会は、今年度最後になります。11月29日(日)13:30~「アイミティ浜松」になります。
個別相談は、いつでも受け付けます。

第3回「2020 不登校生のための進路相談会」を、開催しました。


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